健康的なダイエットとは、その人に最も適した体型・体組成、その結果としての体重を目指し、そしてその後、無理なくキープすることです。では、少々食べても運動しなくてもよい状態を保てる「ダイエット体質」になるためにはどうすればいいのでしょう?

食事制限
筋肉トレーニング
有酸素運動

ダイエット特集でよく目にします。このなかで最も有効なのは?

 “太りにくい身体”を作るうえでポイントとなるのは、
(1)血流
(2)体温
(3)筋肉
(4)姿勢、
(5)自律神経

の5つ。この中で、身体活動により積極的にアプローチをかけるものは(3)の筋肉です。
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 筋肉は血流やエネルギー代謝を活発にし、体温を高める体組織です。
つまり筋肉が活性化している、あるいは筋量が多いといったことは、全身の血流や体温を高めることにつながります。

 筋肉が多い、あるいは活性化している場合は、日常生活で同じ身体活動をしても、参加する筋肉量が多くなります。例えば、立ったまま身体をひねる、という単純動作でも、筋量が多い人は影響する筋繊維の数が増えます。これは単純に、同じ動作での使用するエネルギー消費量が増えるということです。

 姿勢にも、この筋肉が関係します。力を抜いて背もたれにダランと寄りかかりながら椅子に座っている場合と、同じく背筋を伸ばして座っている場合では、明らかに全身の筋肉への負担が違うことが分かると思います。一日の大半の時間に影響する姿勢の身体への負荷は当然、エネルギー消費量、血流、体温にも大きく影響し、そして根本的に身体のモード(エネルギーの消費/貯蓄)を握る、自律神経のバランスにも影響していきます。

筋肉をよく使う。筋肉を鞭打つのが交感神経です。そうすると自律神経が働いて代謝が上がります。筋肉が大きくなればエネルギーを十分に使えるようになって、運動中に脂肪の代謝が亢進します。自律神経が頑張ると脂肪が燃えやすくなって、エネルギー消費機能が改善します。少し食べたらすぐ満腹感が訪れて、体重と食欲の調整ができるのが、筋肉と自律神経を鍛えるということなんです。

有酸素運動でも自律神経が働きますが、一定のスピードのままだと、ある時間から自動操縦モードになりますので、ダイエット目的ならゆっくりと速く走るのとを組み合わせるインターバルトレーニングが効果的です。ただ運動が習慣にない人にはキツイかもしれませんね。

 このように、「(活性化されている)筋肉量が(適度に)多い体質」の人は同じ生活をしていてもひとつひとつの動作量の積み重ねで消費カロリーも格段に増え、さらに筋肉が多く使われるので血流と体温も上がり、自律神経のスムーズな切り替わりを助け、さらに痩せ体質になっていきます。つまり、「筋肉をなるべく使う生活パターン」を実現すれば、多少食べ過ぎたり、特別な身体活動をしなくても“ダイエット体質”が完成するのです。もっとも、筋トレには皮下脂肪を落とすという面での「即効性」はありませんので、短期間で体重を落としたい人は、有酸素運動を併せて行う必要があります。

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