筋膜とは筋肉を包む膜のことで、ウェットスーツのようにカラダ全体に張り巡らせれています。筋肉だけでなく、骨、臓器も包み込み、それらがバラバラにならないように繋いでおり、組織を支える第2の骨格とも言われています。
この筋膜はとても柔らかいため、萎縮したり癒着しやすいのです。癒着とはからまったり、くっついてしまうこと。いわば髪の毛にガムがくっついてはがれなくなったような感じになります。これがコリや痛みとなったり、柔軟性を低下させてしまう原因となります。
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鶏肉の皮と肉の間にあるペロペロの薄皮のようなものですが、重要なふたつの役割を果たしています。
ひとつは、筋肉をはじめとする身体中のあらゆる臓器を包み込み、その臓器が安定して働くことができるためのスペースを作ること。
先にウェットスーツのようなものと書きましたが、ピチピチで身体を締め付けられると動きづらくなってしまいます。伸びやかで引っかかりがない、全身タイツが理想。圧迫感がなくスムーズに動け、また血液や神経の通りも良い状態です。

ふたつめの役割は、臓器をつなぎとめ身体全体をひとつにまとめています。
頭、首、肩、脇、手、骨盤、脚、踵、足裏まで全てつながっています。
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身体が動く=筋肉がスムーズに動くため、筋膜の滑りの良さが必要です。筋膜を柔らかくし滑りを良くして、ほぐすことを「筋膜リリース」と言います。
振りかぶって投げる
ボールを蹴るときに手も連動して動く
ゴルフ、テニス、バスケなどキレイなフォームを作るためには、筋膜が繋がっていなければいけません。
ホースが途中でねじれている、詰まっているとチョロチョロとしか出てこないように、筋膜がつながっていないと身体の動きが悪くなり、100の力を出したとしても50の力しか発揮できなくなります。

テレビや雑誌などの健康情報で、「筋膜リリース=肩コリ、腰痛解消」とのイメージが強くなっています。そのため、運動後のストレッチとして取り入れている人も多いですが、本来は運動前に行います。
筋膜リリースを行い、筋肉の柔軟性を高めてから、動的ストレッチ、ランニングなどをして身体を温めます。筋肉の構造からしても理にかなったウォーミングアップで、各国の代表チーム、クラブでも取り入れられています。

さて、ではその方法です。
テニスボールやフォームローラーなどで凝っている箇所をコロコロ、ゴリゴリする。
筋膜を伸ばした状態で30秒〜1分ほどキープする。
などいろいろ紹介されています。

筋膜。まだ分からないことだらけ。1年前の常識がいまは非常識ということもあります。ただ筋膜は筋温でほぐれることがわかっています。
なので私はフォームローラー(柔らかめ)て圧迫してずらしていくようにしています。
ローラーを早くゴロゴロ転がさず、まさにガムを引き剥がすようにゆっくりと行います。痛い刺激=効いていると考える人も多いですが、あまりオススメしていません。そのときは気持ちいいと感じますが、再発も早い。痛い場合は手でやさしく抑えるだけでも効果があります。
回数も5回も行えば十分。やりすぎは逆効果なこともあります。

やみくもにゴリゴリ、ゴロゴロするのではなく、筋肉のつきかた、方向も理解するのも大事です。何でも見よう見まねで行わず、最初はトレーナーなど知っている人に聞いて正しい方法で行ってください。

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