「ロコモティブシンドローム」とは、運動器症候群のこと。骨や関節の病気、筋力の低下、バランス能力の低下によって転倒、骨折しやすくなり要介護のリスクが高まることをいいます。つまずいた時に、次の一歩が出ず転んでしまう。段差や階段ならわかるが、何もないフラットな場所でも・・・・ブレーキとアクセルを踏み間違えてコンビ二に突っ込むなんて事故も、アクセルから足を離したつもりが、実は上がってなかったということも多いと聞きます。

要介護認定数は右肩上がり。その原因の一位は、男性は脳卒中、女性は認知症で、次いで「骨折・転倒」「関節疾患」と出ています。転倒は女性に多くみられます。驚くことに転倒による事故は交通事故より多いそうです。
そして近年では小学生でもこのロコモが問題になっています。ロコモは予備軍まで入れると、日本の人口の約4割いると言われています。これはメタボリック症候群の2倍!

そこで、ロコモ対策。
スクワットやマシンを使って太ももを筋力アップ。
片足立ちしてバランス感覚を養う。

の前にまず改善してほしい機能があります。
「メカノレセプター」。
ドラえもんがポケットから出してきそうな名前ですが、感覚受容器。ざっくり言うと身体のセンサー機能です。
脳は三半規管から入ってきた刺激と、メカノレセプターからの地面の情報を統合。各筋肉に司令を出して、まっすぐに立てるよう、あるいは転ばないようにしています。

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人間が二本足でまっすぐ立っていられるのも、メカノレセプターのおかげ。
体幹を鍛えろ!
頭、目線はまっすぐ!
あご引け!
足を踏ん張れ!
など口やかましく言われますが、姿勢よく立つためには、足裏のメカノレセプターがキモになります。これが機能していないと、無駄な力を使って頑張って立っていることになります。

解剖学の研究家でもあったレオナルド・ダ・ヴィンチは人の足について
「足は人間工学上、最大の傑作であり、そしてまた最高の芸術作品でもある」
と言っています。

人間の骨は208個。そのうち足は片足で28個、両足で56個。身体全体の4分の1を占めています。足の重要性が分かりますね。

外反母趾、X脚、O脚、へん平足、浮き指、巻き爪、魚の目、タコ、いぼ、水虫・・・
足にトラブルを抱えていても「年だから」「生まれつき」と片付ける人も多いですが、あきらめないでください! 身体はいくつになっても変えることができます。

メカノレセプターは使わなければすぐに機能低下をおこしますが、その一方で意識して使えば、その機能は活性化すいのも特徴です。キツクない割に、じんわり暖かくなり、寒い冬に最適なトレーニングです。しかも家でもできるし、道具も100均で入手可能!

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筋力や柔軟性はもちろん大事ですが、この大きな役割を担っているセンサー刺激を入れてください。きれいな足作りが美しい姿勢、健全な脳を作ってくれますよ。
メカノレセプターは足裏だけでなく身体のいろいろな場所にあります。

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